近頃ニュースで聞くようになった[危険運転致死罪]とは
最近、ニュースでよく聞くことがある危険運転致死罪という罪、これはどういった犯罪になるのか具体的なことを理解していない方もいます。
危険運転致死罪というのは、「無謀な運転で悪質・重大な支障事犯について、故意に行った暴行などによって傷害や傷害致死となった販売に対して処罰するものです。
2009年に運転殺人、また悪質な危険行為について特定違反行為とすることが決まりました。
この施行が決まるまではそれ程重くない罪で、故意に人を傷つける行為について抑止力があまりない状態でした。
しかし2001年に危険運転致死罪が新たに施行され、さらに2009年に運転殺人などの特定違反行為を含むものとして改正されたものです。
危険運転致死罪適用となるもの
アルコールや薬物の影響で正常な運転ができない状態なのに自動車を走行させた場合はこの罪になります。
進行を制御する事が困難な高速走行時や進行を制御する技能を持っていない人に、自動車を走行させることもこの罪にあたる行為です。
人や車の通行を妨害する目的をも通行している人、または車に著しく近づき重大な交通の危険を生じる速度で運転する事、赤信号やこの状態と同じ信号を無視し、重大な交通の危険を生じさせる速度で車を運転する事、これも危険運転致死罪適用となる行為となります。
自分ではこういうことをしていないと思っても、状況がその状態であれば、罪として免れないこともあり、危険運転致死罪は今非常に厳しく見られているのです。
危険運転致死罪の適用が多い行為とは
テレビで見ることが多いのですが、薬物やアルコールの摂取によって危険な運転を行い、重篤な交通事故を起こしたということもありますが、これが危険運転致死罪が適用される罪として最も多い行為です。
アルコールを摂取してからの運転は、交通違反としてもかなり重い罪となるので、こうした行為は人生を大きく変えることになるでしょう。
このほかに赤信号の殊更無視も危険運転致死罪の中で多い行為です。
妨害目的の運転は少ないのですが、それでも危険運転致死罪適用の中で2%あります。
危険運転致死罪の時効
危険運転致死罪となった場合の最高刑は長期20年の懲役・禁錮となります。
危険運転致死傷罪でも長期15年の懲役です。
殺人罪や強盗殺人罪は最高刑が死刑ですが、それ以外の罪の性光景を見ても、20年というのは長く重い罪なのだとわかります。
危険運転致死罪の公訴時効も長く20年となっています。
殺人罪や同党殺人罪は公訴時効も期間制限なしとなっていますが、現住建造物等放火罪で公訴時効が25年、強姦致死罪・矯正わいせつ致死罪で30年、次いで危険運転致死罪の20年です。
非常に重い罪なのだということが、公訴時効からもわかります。