まるで当り屋!街中で歩きスマホにぶつかる人

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歩きスマホのトラブルケース

スマホの「ながら運転」の罰則が強化されたニュースが話題になりましたが、スマホを触りながら歩く「歩きスマホ」にも注意が必要です。
注意がスマホに向いているため周りが見えなくなってしまう行為であり、人や車にぶつかったり、駅のホームから転落してしまうトラブルも急増しています。
他にも階段を踏み外したり、防波堤から海に転落したという人もいるほどです。
ときには命を落とす危険もありますので、歩きスマホには十分に注意しましょう。

歩きスマホは、自分がする場合もあれば、誰かからされる場合もあります。
故意ではなくてもスマホに夢中で人にぶつかり、運悪く相手に怪我をさせてしまったら、過失傷害罪になる恐れがあります。
最近では、歩きスマホをしている人を狙ってわざとぶつかる「スマホ当たり屋」と呼ばれる犯罪が横行していますので、手口や対策について確認しておきましょう。

「スマホ当たり屋」の手口

歩きスマホをしている人とすれ違い、「危ないな」と感じたことはありませんか。
そんな人を狙ってわざと体当たりをしたり、故意にぶつかってスマホを落として修理代を請求する、まるで当たり屋のような手口が「スマホ当たり屋」です。
スマホが普及した現代における新手の犯罪として今話題になっており、スマホを持つ人なら誰でも起こりうるトラブルとして認識しておく必要があります。

駅のホームで歩きスマホをしていた女性に、わざと男性が体当たりをするという事例があります。
その女性は転倒した際に頭蓋骨を強打し骨折するという重傷でしたが、男性は歩きスマホをしていた相手が悪い、故意ではないと主張します。
ですが防犯カメラには、わざわざ女性に向かっていく姿が写っており、傷害容疑で逮捕されています。

一部で「スマホのマナーを正すための正義」として体当たり行為を煽るコメントも見受けられ、中には楽しんでスマホ当たり屋をしているケースもあります。
修理代を請求する手口では、トイレから出てきた人を狙うケースも多いため、十分に注意が必要です。

歩きスマホのトラブルに巻き込まれないための対策

歩きスマホが原因でぶつかることも、ぶつかられることも、どちらにせよ気分の良いものではありません。
故意ではなくても被害者に警察を呼ばれて「故意だ」と主張されてしまえば逮捕されることもあります。
歩きスマホでトラブルに巻き込まれないためには、原因となる歩きスマホをしないことが最大の対策です。
スマホを街中で利用する際には、利用者側にもマナーが求められることを理解しておきましょう。

なお、スマホを落として修理代を請求されてしまった場合、真実がわからないままお金を渡すことは厳禁です。
警察を呼ぶことを提案し、相手の主張が変わらないようなら弁護士に相談することをおすすめします。