フランスには危険なエリアがある?
フランスでは、観光客が殺人や強盗などの犯罪に巻き込まれる可能性はそれほど高くはありません。
しかし、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなどは多発しているため、気を付けなければいけません。
フランスは世界中から観光客が訪れるスポットが多く、そうした場所では年間を通して観光客でごった返している所が少なくありません。
目の前に立ちふさがったり、後ろから押されたり、また目の前でモノを落とすなど、観光客の気を反らしている時に別の仲間が犯行に及ぶというチームプレーも多いです。
フランスの中でも、パリやマルセイユではクレジットカードの犯罪が増えています。
また、食事やドリンクに睡眠薬を入れられて強盗の被害に遭うケースもあります。
飲食の際には、あまり人が入っていないような店には行かないようにし、親しく話しかけてくる人に対しては警戒することが必要です。
道を歩いていたら、背後からオートバイがやって来てひったくられたという被害も増えています。
その際、かばんを取られないようにしがみついたために、バイクで引きずられて怪我を負うケースもあります。
バッグを持つ際には道路側とは反対の手で持つなど、工夫することで被害にあう確率を低く抑えることができます。
フランスへ出かける際の注意点
フランスへ出かける際には、いくつか注意することによって犯罪の被害にあう確率を低くすることができます。
例えば、かばんはバックパックのように自分の背面に背負うタイプではなく、前に抱えられるタイプを選びましょう。
また、かばんの口はオープンになっているものではなくピッタリ閉まるタイプが安心です。
不要なものはできるだけ持ち歩かないように心がけることも必要です。
スマホはスリにとっては格好のターゲットとなるため、出しっぱなしにするのはやめましょう。
レストランのテーブルに置きっぱなしてちょっと席を離れるなどの行為もNGです。
フランスの観光地では、たまにチャリティーと称して署名を求められることがあります。
良心から署名してしまうと、署名したのだから寄付金を払え!と恐喝されることがあるので注意しましょう。
こんな防犯対策がおすすめ
フランスの観光地は、スリのリスクがとても高い傾向にあります。
そのため、なくすと困るパスポートなどはできるだけホテルの金庫に入れて置き、持ち歩かないようにしましょう。
現金やクレジットカードなどを持ち歩く際には、スリ犯が簡単に届かないように服の中にシークレットポーチをつけておくなど、肌身離さずに持ち歩くことが必要です。
クレジットカードの番号や連絡先は、万が一のためにメモしておき、お財布とは別の場所に保管しておきましょう。
日本大使館の連絡先や海外旅行保険の連絡先についても、しっかりメモしておくと海外旅行中には大きな安心感となります。