ブラジルの治安は?犯罪件数は?
リオのカーニバルが有名なブラジルは、南米大陸でも人気の観光スポットが多く、世界中から観光客が訪れます。
アマゾンのジャングル、イグアスの滝、歴史を感じさせる街並みなど、魅力溢れる国として知られています。
特に、両腕を広げる大きなキリスト像が立っている標高710mに位置する「コルコバードの丘」は、旅番組などで一度は見たことがあるはずです。
そんな大人気のブラジルは、オリンピック開催を機に大規模な都市整備が行われ、建物や道が改善されたこともあり治安が良いという印象があります。
ですが実際には貧富の差が激しく、地域によっては治安が悪い地域もあり、その犯罪件数の多さは日本の比ではありません。
そのため、ブラジル旅行を検討されるのであれば、まず地域ごとの治安についてしっかり確認してからプランを考えるようにしましょう。
治安の良いエリアの見分け方
ブラジルの治安はエリアによって異なり、犯罪件数も多いと紹介しましたが、その多くはスラム街で起こっています。
スラム街はファベーラと呼ばれ、スラム街と気づかず観光客が足を踏み入れてトラブルに巻き込まれるケースも多いです。
スリや置き引きなどの軽犯罪のみならず、強盗、暴力、麻薬など凶悪犯罪も多発しています。
スラム街がどこにあるか、情報をしっかり確認しておいて、なおかつホテルで危険なエリアを聞いておくことをおすすめします。
特にリオデジャネイロにあるスラム街は観光地からも近く、誤って迷い込まないよう油断しないことが大切です。
スラム街には現地の人も立ち寄ることはなく、頻繁に銃撃戦なども起こっていますので、日本の常識が当てはまらないことを認識しておいてください。
治安が比較的良いエリア、悪いエリアの線引き方法として、街並みが綺麗かどうかで判断することができます。
メジャーな観光地や駐在員が多い地域は整備されているため、レストランやカフェ、ショッピングモールが並び、安全に過ごすことができるでしょう。
対して街が整備されておらず、ゴミがあちらこちらに散乱し、いたるところに落書きがあるようなエリアは治安が悪いと考えられます。
ブラジルで安全に過ごすための防犯対策
日本ではバッグを背負った人をよく見かけますが、ブラジルでその行為は「盗んでください」と言っているのと等しいです。
もうおわかりだと思いますが、チャックのないバッグはNGですし、手持ちカバンも体の前でしっかり抱えるように持っておきましょう。
観光のときに役立つスマートフォンも、ブラジルでは強盗の対象になってしまうため、外で使用するときは安全なエリアを選び、周りに注意しながら使用してください。
ブラジルに限ったことではありませんが、持ち歩く現金は少額にして、できれば財布を分けて携帯しましょう。