警備員とは
警備員は、指定された場所の管理を任された職業です。
工事現場で歩行者や自動車がスムーズに通過できるよう案内している警備員をみたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
警備員の仕事の根本は同じですが、働く環境やシーンによって役割や業務が異なります。
それぞれの種類の特徴について見ていきましょう。
施設警備
例えば、オフィスビルやマンションなどの施設では、怪しい人がいないか、危険なものは置かれていないかなど犯罪対策として警備員が配置されます。
このような警備員は「施設警備」とよばれ、トラブルが発生した場合にもすぐに対応したり、必要であれば誘導措置を講じたりします。また、施設警備には直接人間が管理する場合もありますが、監視カメラや監視センサーなどを使って、機会に警備を任せることも含まれます。
雑踏警備
施設警備員のほかに、歩行者や自動車を誘導する「雑踏警備」があります。
警備会社の7割は雑踏警備が許可されており、交通整理を行なう警備員は雑踏警備です。
輸送警備
警備員には「輸送警備」業務もあり、危険物と判断されたものや、現金、歴史的価値のある美術作品などの貴重品を護送します。
1968年に発生した「3億円事件」以降、輸送業務の規則が厳しく定められています。
身辺警護
ほかにも、一般的にボディガードとよばれる「身辺警護」も警備業務の種類の1つ。依頼者を直接的な危険性から遠ざける仕事です。国の重要人物や有名人などがボディガードをつけることを耳にした人もいるでしょう。身辺警護ではどうすれば依頼者を危害から守れるのかといった判断力や連携力が求められます。体力はもちろん、護身術を身につけた人が多いのが身辺警護の特徴です。警備業務の違いによって求められることも変わってきますので、まずは警備員の専門求人サイトから詳細をチェックしてみましょう!
警備員の規則
基本的に警備員は指定された対象の管理を目的とされており、身を守るために一部の武器は許可されていますが、警察官のようにアクションをすることはありません。
とはいっても、警備は業務の1つであり、警備員の必要となる質問を無視したり、誘導に応えなかったりするのは業務の妨げになります。これは、トラブルになりえる可能性に対して早期発見とトラブルが発生した場合でも被害拡大を抑えることを重視しています。
また、「この先AIの仕事が増えていく」といわれているなかで、機械に任せた警備業務が増えていく可能性は十分考えられます。