多くの人が被害に遭っている「LINE乗っ取り」
LINE乗っ取りとは、自分がお友達として登録しているLINEアカウントからメッセージが送られてきて、プリペイドカードを購入して欲しいなど金銭の搾取をされるという犯罪です。
メッセージを受け取った側は、知り合いからのメールなので疑わずに開封しますし、困っているのなら助けなければという気持ちになって指示通りプリペイドカードを購入してしまうことが多いのです。
しかし実際には、その乗っ取りは本人が全く知らない所で行われており、被害に遭った人からクレームを受けてようやく自分のLINEが乗っ取られたことに気づくケースが少なくありません。
LINEが乗っ取られるとどうなる?
LINE乗っ取りの目的は、金銭の搾取です。
直接現金をだまし取るとか、どこかに振り込ませるという手口は少なく、多くの場合にはプリペイドカードの購入によって金銭的な利益を得ます。
LINEアカウントを持っていてもあまり使わない人だと、乗っ取られても気づかないことは多いでしょう。
しかし多くの場合、パスワードが変更されてしまうため、仕事などでLINEを使っている人にとっては、自分のLINEが利用できなくなるというトラブルが起こりやすいものです。
LINEのアカウントが乗っ取られてしまうと、友達登録している人全員に詐欺メールが送られたり、最終的にはアカウントを削除されてしまうこともあります。
そうすると、LINEだけで繋がっていた人とは、連絡が取れなくなってしまいます。
そこまで被害が大きくなくても、LINE乗っ取りにあうと、プリペイドカードを購入した友人たちと自分との関係が著しく悪くなることも考えられます。
もちろん、自分自身の信用も失墜してしまうでしょう。
場合によっては、仕事の面にも大きな影響があるかもしれません。
LINE乗っ取りの対処法は?
LINE乗っ取りの対処法は、いくつかあります。
1つ目は、乗っ取りの手口を理解するという点です。
LINE乗っ取りの多くは、最初は「今忙しいですか?」というザックリとした挨拶から入ります。
そして、反応があった人に対してだけプリペイド購入の依頼をします。
普段とは違うメッセージが届いたら、まずはLINE乗っ取りではないかと疑うことから始めましょう。
2つ目の対処法は、プリペイド購入の依頼をされたら、そのまま購入せずにその相手にLINEではなくて電話をかける方法です。
3つ目の対処法は、仕事でLINEを利用する場合でも、LINEだけではなく電話番号も登録しておきましょう。
そうすることで、万が一の詐欺まがいのメールに対しては電話をかけて対応できますし、LINEアカウントが使えなくなってしまっても仕事に及ぼす影響を最小限に抑えられます。